水曜日のダウンタウンのクロちゃん騒動に思う

京都伏見の醍醐を熱くする男かやまです。

今日で仕事納めって方も多いですよね。ボクはもう少しやりますが今日は早めに切り上げて忘年会です。

 

水曜日のダウンタウン

水曜日のダウンタウン見てますか?ボクは最近あんまりテレビを見なくなってしまったのですが、数少ないテレビで見てる番組の一つです。

 

今回のクロちゃんの企画は「モンスターハウス」という「某テラスハウス」(某になってない)のパロディ版。クロちゃん含めて6人の男女が同じ屋根の下で暮らし、恋愛に発展していく。クロちゃんのあまりにもの鬼畜ぶりが話題になってたみたいですが最後に視聴者で投票を行い、結果、としまえんの中に檻を設置し、ほぼ丸一日クロちゃんをその中に監禁し、そのまま一般公開されるという罰ゲームが決定。

番組終了と同時に見物客が殺到し、近隣にとんでもない迷惑がかかったため、警察から中止の申し入れがあり、中止された。

マジ!

 

今、テレビがあんまり面白くないのは世間の眼ばかり気にして、勝手にがんじがらめの制限を作り、どれを見ても同じような番組に見えてしまうから。番組内容も出てる人も番組の中の発言もどれも何だか同じに見えてしまう。

水曜日のダウンタウンはそんな中あんまり世間の目を気にしてない感じを受ける番組の一つ。賛否両論あるだろうけど、視聴率100%っていうか全ての人が受け入れる番組なんてありえないんだから、何やっても批判はあって当然。色々考えすぎずただ単純に笑ってます。ダウンタウンが好きってのもあるけど。

 

とは言えテレビの影響力を考えると道徳的、道義的な責任は大きいプレッシャーもあると思う。スポンサー対策もある。最近よく耳にするコンプライアンスとかガバナンスとかってやつですね。

そこばっかり考えるから面白くないってのもわかる。でも面白い番組を作るために何でもやってしまえっていうのは違うと思う。ここでもこういう企画をするのであればもっとどうなるかっていう事を考えてどこか郊外にするとか何らかの対策をする必要があったと思う。面白いものを作るための責任を負う覚悟が足らなかったのかな。

 

個の時代ってなんだろう

 

今は個の時代って言われてる。SNSが完全に定着し、誰でも簡単に自分の想いを発信する事ができる。

インフルエンサーがもてはやされ、ハッキリと物申す人たちがテレビでももてはやされてる。そんな人たちに憧れる人たちが圧倒的に増えた。

 

でも、勘違いしてる人も増えた。

 

さっき書いたインフルエンサーやハッキリ物申す人たちはそれ以上に相手の事、人の事を考えてる優しさがある。と思う。実際に会った事無いから分からないけど。結局人から受け入れられ、認めてもらえる人達は心遣いがハンパない。ボクが今まで出会ってきた人たちがそうだった。口ではキツい事言っても、メチャクチャ相手を気遣ってる。相手を思いやって自分の発言・行動に責任を持ってるからこそ、ハッキリ言える。そうでなかったら言えない。だってハッキリ言うって言い続けるって疲れるもん。

 

大体、勘違いしてる人達はその場限り。発言も行動も。

今回の件もまた、入場規制しても関係なしに入って来た人たちがたくさんいたらしい。ハロウィンなんかもそう。ごみを捨てたり、その場のノリだけで軽トラひっくり返したりしてる。SNSなんかで言いたい事言ってるのもそう。顔も出さずに人を悪く言う。

プラスホーム佳山

 

これが個かと言ったら絶対そうじゃない。

 

全部、その場のノリ。自分の言動、行動に対して責任を負うつもりが頭っから無い。まっそういう人はごく一部なんだろうけど。

 

本当の個って自分を出すって事。だから責任がついてくる。だからこそなぜそれをするのか、それを言うのかしっかり考えてほしい。番組の話と同じでしっかりと責任を持つ覚悟を持つこと。それができない個性は個性じゃない。

 

個を出す場が少ないのも事実

 

SNSもそうだけど、色んな場やコミュニティが増えてきて個を発信する場が増えてきた。本屋さんなんか行くと「個の時代」的な本で溢れかえってる。みんな自分の個性を発信したくなってきてるのも間違いないと思う。

ただ、反対にやれコンプライアンスだ、やれガバナンスだとニュースなんかでも取り上げられ、ガチガチに固められてるのもあって、聖人君子でもなければ自分を発信出来ないんじゃないかって世の中にもなってる。理想と現実のギャップというか。

 

だから、たまにあるこういうイベントに乗じて、紛れてやりたい放題やってやれって人が増えるんじゃないかな。SNSで名乗らず、顔も出さず言いたいこと言ってる人と同じように。

 

誰でも彼でも個を発信しなさいとは言わないし、誰でも顔を出せなんて思ってもないけど、自分を発信したいって人に発信できる場を作ってみたいなって思い始めた2018年の暮れでした。

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