不動産の話|お家を探すとき何かコツみたいなものってありますか?
京都市伏見区の醍醐エリアを熱くする男かやまです。
ボクも不動産屋の端くれ。お客さんからお家探しのコツみたいなものがあれば教えてほしいって言われます。
正直コツなんてものはありませんがちょっとしたことで変わります。その辺を書いてみたいと思います。
100%の希望を満たすお家はない…のか?
いきなりですが「100%の希望を満たすお家は無い!」よく言われますよね。
聞いたことありますか?
おそらく不動産会社へ行き実際にお家を探しに行って不動産担当者とお話しした方は一度は聞かれたことがあるかもしれないという決まり文句です。
偉そうに言ってますがボクも正直言います。ただ、一生住む家だからこそ100%を追い求めたいと言うのは当たり前だとも思ってます。そしてボクはお客さんとじっくりと100%のお家を追い求める事が好きだったりします。
じゃあどうすれば100%に近い家を買うことができるのか?
残念ながらこれに対する答えはありません。もし、ボクが知っていたら、今頃、本でも出してベストセラー作家になってます(笑)。
でも、コツはあると思います。これを今日から2回に分けて書いていきたいと思います。
お家を探すときのコツひとつめ!
ひとつ目は、自分に合った営業担当者を見つけることです。
なんだそんなことか?分かってると言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが最も重要で、かつ最も難しいことだと思います。
意外と知られていませんが不動産は全ての物件をどの営業担当者からでも買うことができます。
だからこそ自分に合った営業担当者を見つけることがメチャクチャ重要なんです。
極論ですが、同じ物件を自分に合った担当者Aさんから買った場合と、合わない担当者Bさんから買った場合では満足度、納得具合がまったく違うと思います。
単純ですが大きいお買い物とはいえ、いや、大きいお買い物だからこそ意外とそんなもんだと思います。
ただ、その人に合った営業担当者を探すことが難しい。そもそも、自分に合った担当者とはどんな人なのか。それが分からないんです。
単純に、友達の延長で自分に合っている人がいいという方もいれば、友達を探すわけではない、プロとして知識や経験が豊富であれば良いという方もいます。友達としてはイヤだけど、自分は決断力が弱いので押しの強い人がいいという方もいるし、逆に一緒に迷ってくれるような自分の気持ちを分かってくれるような人がいいという方もいます。自分に合っているという事が必ずしもイコールとは限らないので難しいのです。
また、仮にその判断・基準が自分の中でできたとしても、じゃあ今度はその担当者がどこにいるのかわからない。難しいですよね。自分にどんな人が合っているかは皆さん自身で考えていただくしかありません。
だからその営業担当者を探すためのコツを教えましょう。
それは不動産会社に問い合わせたり、実際にお店に行くときに「この物件はどこにあるの?」とか、「このお家を見たい」とか言わないことです。
営業マンは商品があるとそれを勧めてしまうものです。逆に言うと、商品が無ければこれにしなさいと言うことができません。ですからいきなり自分で商品を選ばないことです。押しに弱い方ですと、トントン拍子に話を進められてしまうかもしれません。
クドいようですがまずは自分に合った営業担当者を見つけることが重要な事なのでいきなりこれにしましょうと営業されてしまっては元も子もありません。まずは色々な営業担当者に会うという事だけを目的にしたらいいんです。自分の目で確かめてください。そして色々な話をしてください。判断してください。色々会う中で必ず自分に会った人を見つけることが出来るはずです。
そうなればお家探しは8割方成功と言えるのではないでしょうか。物件探しはそれからでいいと思います。
もう一度、言います。不動産会社に問い合わせる前に物件を選ばないでください!