不動産の話|不動産屋の決めゼリフには鉄板の2トップがある!
京都伏見の醍醐エリアを熱くする男、佳山(かやま)です。
実際に不動産屋さんとお家を見に行ったことありますか?たぶん行った事ある人は必ず言われたことあるでしょうセリフがあります。
「早く決めないと売れてしまいますよ!」と
「これ以上いい物件はありません!」です。
ボクは不動産屋の決めゼリフの2トップと呼んでますが言われたことないですか?
果たしてアナタが買おうかどうしようか迷っている物件は本当に早くしないと売れてしまうのか?そしてこれ以上いい物件は無いのか?
でも実際に少し迷っているところにバンっとこのセリフを言われると「あれ、そうかも?」とついつい思っちゃいますよね。いわゆるデキる営業マンはこのセリフをタイミングよく言ってきます。でも中には例えばお家を3件見て3件ともこのセリフを言ってる突っ込みどころ満載の営業マンもいます。試しに一旦断って違う日に違う物件を見てみてください。また、全く同じセリフを使うかもしれません。その時は「全部これ以上いい物件は無いんかいっ」て突っ込んでやりましょう(笑)。
確かに不動産と言うものはどこかの工場で同じ物を作ってるわけではありません。場所も全部違う場所にあります。アナタが気になったものと同じものが2つと無いのも事実です。だからこう言われるとアセっちゃいます。そのお家が本当に気に入って迷っているだけなら、別に目の前にいる営業マンに背中を押されてしまってもいいと思います。でもその目の前の営業マンが信用できないなら、もしくはどうしても迷いが強いのであればいったん持ち帰ってください。
さっきも言ったように2つと同じものが無いものを買うわけです。実際は早い者勝ちです。悩んでるうちに他の人に取られてしまったなんてことをボクは目の前で何度も何度も見ています。結果、その取られてしまった物件の幻影が拭えずなかなか、次の物件を探しても見つからないなんて事もたくさんあります。ただ、これは僕たち不動産屋のせいです。
でもボクたちが言わなければならないのは「早く買いなさい」じゃなくて「早く決断しなさい」なんです。
つまり、みなさんには買うか買わないかを決断してほしいんです。
先に取られてしまったからじゃなくて悩んでるうちに取られてしまったから「やっぱり良いもんだったんじゃないか」っていう思いが強くなっちゃうんです。
人は迷っているときに先に取られてしまうと後悔が強くなってしまいます。そうならないように、買わないと決めてしまってください。買わないと決めたものを取られても後悔はしません(しちゃうかもしれませんが)。
もし目の前の営業マンがあなたの信頼できる人であれば、できればなぜ決断できないかを正直にぶつけてみてください。プロから見れば意外と大したことない理由で、すぐに解決できる問題かもしれません。もしくは勘違いなんてこともあります。また、決断できない理由を打ち明けると「やっぱりやめた方がいい」と言ってくれるかもしれない。
ボクはお家探しとはアナタと営業マンとの信頼づくりだと思ってます。お互い腹の探り合いなんてしてたらただでさえ疲れるお家探しが余計に疲れちゃう。とは言ってもなかなか信頼できないとは思いますが、どうせなら一緒に楽しくお家探しをしたいですよね。