ボクは今話題のレオパレス21の社員でした

京都伏見の醍醐エリアを熱くする男かやまです。

最近、ニュースなどで騒がれているレオパレス21をご存知ですか?

 

ボクはレオパレス21の社員でした

大学を卒業してすぐボクはレオパレス21という会社に入社した。

大学の頃、いつの頃からか早く社会に出てバリバリ働くいわゆるデキるビジネスマンになりたいとどこか憧れていました。

入社し、広島支店に配属。仕事内容は簡単に言えば土地を持っている地主の方に何千万、ヘタをしたら億という借金をしてレオパレスというアパートを建ててもらう営業。

バイトなんかでもリーダーだったりしたので正直、心の中に変な自信がありました。入社してゴールデンウィークぐらいまでは新入社員的な扱いだった。でもそこからは一人前として成績を求められ始めた。

早くデキるビジネスマンとして認めてもらいたい願望が強かったボクには望むところだった。

話を聞こう

 

ゴールデンウィークからお盆まで休みは1日も無く、そこに不思議と違和感は無かった。朝8時から出社して、夜中になっても帰れない日々が続いた。先輩たちは全く帰ってなく家に帰るのは月に片手で足りるぐらい。今思えばゾッとするほどハードだった。

とにかく成績至上主義。売れてるヤツは考えられないスピードで出世し、成績の出ない人は辞めていく。社会の厳しさを見せつけられた。

それまであったボクのちっちゃな自信は簡単に踏み潰された。

でも不思議と全く辛く無かった。営業マン同士の仲は良く、同期も先輩たちとも楽しく仕事していた。当時の社風として、成績が出てないと違う支店に転勤となる。半年もすると入社した時の先輩たちは辞めたか転勤で誰もいなくなった。ただそれでも新しく広島に配属されてきた営業マンたちはみないい人達ばかりで仲良くやっていた。

ボク自身はまったく成績が出ない中、毎日を過ごしていた。仕事に拘束されている時間が尋常じゃなく、ある意味思考停止に陥っていたと思う。毎日会社にいる時間で満足していたんだと思う。

入社一年目の9月、ボクはこのままじゃボクがダメになると思い、辞める決心をした。

退職

 

ただ、ボクにはちっちゃなプライドがあった。何の成績も出せず、ただの一件も売れず辞めていくなんて情けないと思い(当時の営業マンの成績の平均は年に2件ほどでした)、当時の支店長に「この1ヶ月死ぬ気でやります。そこで今月1件も売れなければ辞めます」と宣言した。その支店長はそう言ったボクだけにそっと教えてくれた。「ワシ(広島生まれの広島育ちの支店長は自分をそう言ってた)はヘッドハンティングされている。地元の会社で規模はレオパレスとは比べもんにならん。でも自分の人生をそこにかけることに決めた。だからワシは今月で辞める。これも何かの縁。この1ヶ月を全てお前に費やす気持ちでやってやる!」。ボクはその時点で泣きそうでしたが、それこそ本当に死に物狂いでやりました。単純に時間だけでなく、成績が出ないのはなぜか必死で考え、支店長に相談し、徹底的にボクに付き合ってくれた。

とは言え何も進展がないまま、9月も終わりに差し掛かり、半分諦めかけてたその時、支店長が起死回生の行動でギリギリでボクは契約が取れた。そこからボクは毎月のように契約を取り、四半期の成績で件数では全国のトップ5の常連となった。2年目には京都支店の課長に出世した。

この1年目の9月という一ヶ月はボクにとってかけがえのない財産となって今も特に仕事の根幹としてある。

 

今、レオパレスに言いたいこと

とまあ何だかボクのサクセスストーリーみたいな自慢話をここまで読んでいただきありがとうございます。

ボクが言いたかったのは自慢(自慢もしたかったけど)じゃない。

厳しい

 

今、施工不良、儲け至上主義の弊害など色々ありますが、当時働いていたボクらは知らなかった。だからといって許されるわけじゃないですが、ボクたちは一括借り上げシステムは本当にいいシステムだと思ってオーナーさんに売っていたし、実際ボクから買ってもらったオーナーさんたちにはたくさん感謝してもらったし、2件目建ててくれた人も何人もいた。

知らなかったで許されるわけじゃない。謝って済む問題でもない。ただ、ボクらはいいと本気で思っていた物を売っていた。

ボクは「今後一切ボクに関わるな」と言って上司と喧嘩したこともある。その人はボクの人生の中で嫌いな人ランキング堂々の一位だ。でもそんな人は本当にまれで、みんないい人たちばっかりだった。だから騙して売ったつもりもないし、そんなことできる人なんてボクの周りにはいなかった。いい人じゃなきゃ、あんなとんでもない労働環境の中で働けない。

ただ儲け至上主義の空気は間違いなくあった。買ってもらうお客さんよりも自分の方をより見てしまうと必ず弊害が生まれいつかその弊害ご返ってくる。改めて見るべきは自分の目の前にいる相手だと教えられました。

 

今、オーナーさんたちや入居者の人たちは苦しんでます。

そのニュースを見るとボクは正直悲しくなる。

ボクには何にもすることはできないけれども、正直に言わせてもらうといいものを売っているということだけが心の拠り所として休まず、寝ずに必死に頑張っていたあの時代の営業マンたちの心を壊すのはやめてほしい。しっかりと真摯に向き合い、いい解決を望みます。

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