家売るオトコとしての悩み
京都伏見の醍醐エリアを熱くする男。そう、かやまです。
ちょっとたまには仕事の葛藤を書きます。お前の仕事の葛藤なんか興味ないって人はまた明日書くブログを読んでください。
不動産仲介業という難しい名前のお仕事
不動産仲介業とは家を買いたいという人と家を売りたいという人をつなげる紹介業みたいな仕事です。ボクがよくやってるのはこれ。
買いたいという人と売りたいという人が一般の方もいれば、プロの不動産屋の場合もあります。とにかく世のどこかの売りたい人と買いたい人を繋げて仲介手数料という報酬をもらうんです。
やり方は色々で広告チラシを売ったりインターネットで物件を紹介したり、知り合いに物件を紹介したりしていきます。物件は基本全ての不動産屋で情報を共有してるので誰でもどこでも同じものです。
正直、大きいところだろうが小さいところだろうがあんまり関係ないというか全く関係ない。でもやっぱり大きい会社の看板があればそれだけで安心するのが人の心理。それは分かってます。ボクが家を買う立場でもいきなりボクのところに行こうなんて思いません。
ただ不動産屋なんてボクも含めてどの人も大したことないし、代わり映えもしない。売ってる商品が自分のものでもなく、人のものなのでその商品に対しての商品知識もない。今日急に売りに出てきたものを売ることだってボク自身も何度も経験してきた。
はっきり言うと、自信持って「これがいいですよ」なんて言える不動産屋は100％信用できないってボクは思ってる。口先だけ言ってるので何突っ込んで聞いてももっともらしいことばっかり言うと思うけど。ボクはこんな営業マンが大嫌いだ。その自信に安心感をもらえる人もいるだろうけど。ただこう言われたらちょっと注意してほしいです。
ボクはこれがいいですよなんて口が裂けても言えない。言えるのは周辺の環境面とか経験的な事で伝えられることがあるくらい。その物件に対してこれがいいかどうかなんて絶対にわからない。だから結局、一緒になって悩んでしまうこともよくある。
だからお前は不動産営業に向いてないと何度も言われました。
ずっと悩み思考錯誤してきて
プラスホームは営業して今、４年目です。ずっと悩んで思考錯誤してきました。
何を悩んできたかっていうとお客さんがボクのところに来る理由。これをボクは作りたい。
なんでボクのところに来たくなるのか。色んなサービスを考えては試し、今だにこれといったものが正直見つかってません。考えるたびにこれだって思うからワクワクしてるんですけどね（笑）。
家というものは一度買えば相当な冒険野郎でもない限り一生買い換えません。だから常連さんというものが生まれにくいのが不動産会社の宿命。
でもボクはあえてそこに挑戦し、誰かにとっての「行きつけの不動産屋」になると宣言してます。
そのためには
・不動産屋として少しでもいいサービスをすること。
・自分自身の魅力を上げること。
・家を買いに来るだけじゃないサービスを提供すること。
この3つが重要だと思ってる。
ボクは今まで考えてきたけど、最近ガラッと考えが変わったものがある。
それは、お客さんのためって思って考えたサービスが結局自分目線だったってこと。どっかで自分が儲かればと言う意識があった。だからなんか自信を持っていいサービスですよって言えてなかった。
そこに気づけたのは実はSNSでの出会いが大きい。
ここでの出会いは今までの人生での出会いとはちょっと異質なものだった。社会に出て、出会ってきた人たちにボクは自信をもってステキだと言い切れるけど、どうしても仕事となると自分の利益優先になってる人が多かった。もちろん全員とは言わないし、それが不正解とも言わないけど、この最近出会った人たちはそこが劇的に違った。そこに触れたことでボクの今まで悶々としたものが晴れた気がした。
って事でボクは不動産屋やめます！
いや、正確には不動産屋はやるけど、ちょっとガラッと考え方を変えたので不動産屋とは呼べなくなるかもしれません。今までになく自信を持ってるのでしばらく打ち出して行こうかと思ってます。