生産者の想いを知るということは最高の贅沢
京都伏見の醍醐エリアを熱くする男かやまです。
SNSをキッカケに色々な人たちとの触れ合いが増えました。
顔の見えなかった生産者たち
SNSをキッカケに出会った人たちは今までのボクの人生では出会うことのなかった人たちばかり。その中には例えば農家の人たちがいます。
ボクは昔、広島で農家の方をはじめ地主の方にアパートを建ててもらう営業をしていたので実は農家の方との触れ合いがたくさんあった事を思い出しました。ただ、その時どんな想いで作っているなんて話はしたことがなかった。ある意味では農作業をやめさせる仕事でしたから。
その営業をやめ、しばらくは触れ合うこともなかった農家の人たち。
毎日、口にする食べ物なのに正直、野菜のことなんか気にすることもなかった。
SNSをキッカケに熱い想いを持って野菜を作っている農家の人たちに触れた。
農家のフェス「しなやかフェス」に参加し、実際に農家の人たちと出会い、話し、作業を手伝い、その生活に少しでも触れることで、全く顔の見えない存在だった生産者たちは背景が見え、血が通い、想いを共有できる応援したい存在に変わっていった。
人を知り想いに触れることで豊かになれる
例えば野菜農家の人たちを知り、その苦労、想いなんかを少しでも知ることでその野菜の旨さが変わる。いや、実際に美味しいのは間違いないんだけど、それ以上に自分もその野菜に愛情が注げてしまう。
これってとても大切なことのように思う。
物を食べるということにそこまで欲や興味がなかったボクがあの人の作るあれが食べたいという気持ちになる。
何だか人として大切なことのように思うし、豊かな気持ちを育んでる気がする。
実際、奥さんとスーパーに買い物に行って野菜を見れば友達の農家たちの顔が浮かんで頑張ってるかなと感じる。
これは別に野菜や農家に限ったことじゃない。たこ焼きでもパスタでも生チョコでもそうだし、あの人のやってる牧場、あの人のやってるマッサージや整体、サービス、あの人の売ってる魚、あの人の作るアクセサリーや刺繍、他にも作ってるものや売ってるもの何でもやってる人の背景や想いを感じることができれば間違いなく自分自身もそこに愛情を注げる。感じるものが変わる。
そこを感じることが最高の贅沢だってことに気づけたボクは幸せ者です。そしてそれが簡単にできるキッカケを作れるのがSNSだと思う。
先日、ロンリーという三重県伊賀市のアスパラ農家の方からアスパラを買いました。彼女がなぜアスパラを作ったのかをボクは知ってるし、毎日の作業の大変さも喜びも知ってる。だからそれを食べれば美味いのは間違いない。届くまでのワクワク感はハンパなかった。
何も知らない奥さんも食べて美味しいって感動してたから単純に美味しいんだけど、ボクはその何倍も美味しく思えてる。想像でしかないけど。
オマケがまた、うちの娘たちを喜ばせてた。
ステッカーは長女が、缶ケースは次女が奪っていきました。
近いうちにまた、三重県四日市市上海老町のきゅうり農家となすび農家のところにお手伝いに行こうと企んでるのはここだけの話です。
色々な人の色々な想いを感じ、実際にその想いに触れた時に美味しく頂ける。この感じはちょっとやめられそうにない。
そんな生産者たちの想いを聴くことができるトークショーが今回のしなやかフェスで開催されます。ぜひ熱い想いを感じて彼ら彼女らの作った農作物を食べてみてください!